FUJIFILM X-Pro3 + XF50mmF1.0 R WR
今回はもうタイトルの通りです。
2020 年のワーストレンズに FUJIFILM フジノンレンズ XF50mmF1.0 R WR が選ばれました。
はっきり言って驚きです。
毎年恒例となっている DPReview TV の The Best and Worst Cameras and Lenses of 2020 で選出されています。
https://www.dpreview.com/videos/3740301881/dpreview-tv-the-best-and-worst-cameras-and-lenses-of-2020
まあ DPReview のワーストレンズといえば、2018年には『実際に使用したわけでもない NIKKOR Z 50mm f/1.8 S を選出して大バッシングを浴びた挙句、後に謝罪とともに行われたレビューでは当時歴代最高得点(タイ)が付けられた』なんていうエピソードがあるくらいですので、それほど信頼に足るレビューかと言われればそうとは言い難い面はあります。
どうやら2019年は選出無しだったようですので(さっき調べた)、騒動から2年の時を経て、満を持して選出したレンズがこれか…というような心境です。
定量的な評価ができないものはダメだ!っていうスタンスで一貫しているのであれば理解はできるのですけれどね。
Z50/1.8(定量評価でも文句なし)の騒動を見ているだけに、素直にそうは思えないのです。
(そもそもボケが定量的に評価できないとは個人的に思っていませんし。)
まあ、そんな評価をされたところでこのレンズで撮れる写真が変わるわけではないのですけれどね。
もうすでにこのレンズを持っている僕たちは、これまでと変わらずたくさん写真を撮って、その描写を存分に楽しめばいいのです。
そしてあわよくば、このレンズで撮る楽しさが自分以外の誰かにも伝わればいいなと心の中で願うくらいで十分なのでしょう。
というわけで、今回はせっかくなのでカウンター的に便乗して、XF50/1.0で撮った過去写真をまとめてみました。
ちなみにタイトルカットの写真は、このレンズを最初にすごいなと感じた思い出の一枚です。
たしかにクセは多少あるのですが、柔らかなボケを収差のコントロールで実現した心地よい描写のレンズです。
とくに最近はピント面のシャープネスを追い求めるレンズが多く、こういう評価を受けてしまうとなおさら逆風になってしまうとは思いますが、FUJIFILM 以外のメーカーにもこうしたレンズを世に送り出してほしいと個人的には期待してやみません。
というわけで今回はこのへんで。
ではでは。