科学リテラシー

近頃の AI の持て囃され方というのは、なにやらおかしなことになってきているように思うのです。

 

AI (人工知能)と聞くと自ら思考して動作するようなものを想像しがちですが、誤解を恐れず言えば、これまであったソフトウェアとそう極端には変わらないような代物です。(もちろん進歩はしているけども)

だというのに、AI を使えば全て解決するだの、AI に仕事を奪われるだの騒ぎ立てる人たちが増えてきています。

(そういうのに限って AI の中身なんかまともに知らないわけです)

 

ただ困ったことに、国を動かすようなお偉い人たちまで同じようなことを言い出しているのがタチが悪い。

AI が人間の知能を超える時代の到来を見据えて大学入試を記述式に変えるんだ、みたいのが代表例。

(記述式試験自体に反対しているわけではないです。その動機付けと方法論が問題。)

 

この元凶は、数多くの企業が耳馴染みのよい AI という言葉を選んでマーケティングをかけ、それがトレンドになってしまったところにあると思います。

 

結局のところ、科学リテラシーの問題に尽きると思うのです。

情報を受け取る側は当然ですが、情報を拡散する側にも、上っ面な言葉ではなくその内容を咀嚼して誤解なく説明する能力が求められます。(とくに情報社会の現代においては)

 

科学リテラシーの問題は、これまでにも偽物の科学(疑似科学): たとえばマイナスイオンとか、水素水とか、ヒアルロン酸とか、、、でもたびたび話題にのぼることはありました。

ただ今回のケースに関しては、そんなかわいいレベルで済まない悪影響や被害を国民全員が被るような結末に繋がりかねない、そんな気がしてなりません。

 

今回はこのへんで。

ではでは。

手段が目的化していくほど良い

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