LEICA M10, VOIGTLANDER APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical VM.
多様性って難しいな、と近頃よく思う。
言葉はすごくよく耳にするようになったけど、でも実際のところはまだあまりうまくいってない気がする。
多様性に配慮した結果、むしろコンテンツとしては逆に画一化してきているような気がするから。
どんな人でも受容できる形って、結局は角が取れた丸い形状なんだと思う。
多様性の理想形って、こういうんじゃないはずなんだよな。
どちらかというとプロダクトの方が多様に存在して、そこから自分が好きな物を選択できるってことなんじゃないかな。
まあでもそれって市場経済のヤツとは相性最悪だから、だからうまくいってないのかもしれない。
ただ企業としては取り組んでるよっていうアリバイ作りも大事。
今はどんなことでネットの火の手が上がるかわからない時代だし。
逆に言えばそれはマイナスを避けるためだけの投資であって、プラスになっているかというとどうだろう……あやしいんじゃないかな。
ちなみに、別に僕は否定したいってわけじゃないんです。
まだ馴染む形を見つけるのには時間がかかりそうだな、って思っているだけ。
多様性って言葉は、元は "diversity and inclusion" からきてるはずなんだけど、どうも inclusion の部分が忘れられてる気がする。
で、その inclusion の方法論こそが重要なんじゃないかと思ったり。
いま世間がやっているのは、多様性への「配慮」にすぎないのかもしれない。
だからここから一歩進んで、誰にとってもプラスなるやり方を探していかないといけない。
じゃあ具体的にどうやるのって言われても、正直答えはないんですよね。
だから多様性って難しいな、と。
どういう形で馴染んで収まっていくかはこれから長い目で意識しながら見守っていきたいです。
大なり小なりマイノリティの部分って誰しもあると思うから他人事ではない。
ていうか、今日日こんな AF もきかないカメラを持って散歩しているだけで十分マイノリティな気もする 笑