LEICA M10, SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.
5月最後の週末、ここのところ Nikon Z 7 が出ずっぱりだったので、久しぶりに Leica M10 を持ち出してみるなどした。M10 を持ち出す頻度が少ないのは好き嫌いとかそういう話ではなくて、単純に僕の持ち物のなかでは M10 に物理的に刺さるレンズが少ないので、その日使うレンズをアトランダムに選べば M10 を連れ出す確率も当然低くなってしまうというだけの仕組みの話。
いつものように家を出て最寄り駅に向かう道すがら、今日はどこへ行こうかと考えた。行く当てがない時は大抵横浜方面に足を延ばすのだけど、よくよく振り返ってみると M10 を持ってみなとみらいに行ったことってあったっけか...なんてことに思い至り、それでこの日の行き先はみなとみらいにすることに決めた。
日本大通り駅で電車を降りることにして(なんとなく気分で)、いつもの階段を上って外に出てみたら思わず「あらー...」と口にしてしまうほどの人混みだった。最初に目に入ってきたのは赤い大きな消防車で、車両通行止めで歩行者天国になった日本大通りの道の真ん中に止められていた。お父さんお母さんといっしょに一列に並んだ子どもたちが本物の "しょうぼうしゃ" に目を輝かせ、先頭の子は記念撮影に大興奮といったご様子。もし知っていれば "はたらくくるま" に首ったけのうちの子を連れてくる選択肢もあったんだけどなあ、なんて消防車を横目に見つつ散策をスタート。
そこから海の方へと向かっていると、どうも普段は閉まっている建物が開館されていたり、普段は定休のお食事処が営業していたりと、どうやらただの消防署のイベントではないらしく、そこでようやく調べて知ったのだけど、この日は『ハマフェス Y164 』が開催されていて、3年ぶりの開催ということもあってか、たくさんの人がみなとみらい周辺に集まって来ていた。普段でさえみなとみらいは人が多いなと思うのに、この日はその3倍マシくらいのごった返しぶりだった。
活気があるのはたいへん良いことなのだけど、とはいえこうも人が多いと写真を撮る隙間がない。海に行ったところで人がたくさんいるっていう写真しか撮れそうにないし、せっかくなので無料開放されている建物を見て回ることに。『横浜開港資料館』は撮影不可のエリアも多かったけど、さっと見ることができて充分に楽しめた。ていうかペリー提督の似顔絵ってあんなにバリエーションがあったのね。描き手さんの提督に対する心の持ち様がそのまま投影されているのかなとも感じられた。興味深い。
この日はそれほど収穫もなく、最終的には馬車道まで歩いて帰りの電車に乗った。馬車道駅構内ってすごく雰囲気があって好きなんだよね。なんだけど、いまいちうまく写真にできないのが最近の悩み。(…というよりは自分の課題か)
そうこうしているうちにもう6月。皆さんはもう『スキップとローファー』は見ましたか。(また言ってる…)いやでも今ならまだ間に合います。おそらく6月中に終わってしまうだろうし、その前にぜひ。OP を見るだけでも限られた時間を費やす価値がある。サビ(コーラス)の転調?のところで、赤い傘が風でふわりと舞い上がるところから先がとくに好き。