NIKON Z 7 + VOIGTLANDER APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical (E-mount)
遂にわが家にもこの子がやってきました。
VOIGTLANDER APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical (E-mount) です。声に出して憶えたいスペルですね。難関大レベル。
また 50mm ですかと言われたら、そうです、50mm です。
もう年単位のレベルでずっと欲しい欲しい言っていたレンズなのですが、ご縁の糸のめぐりあわせ(別名マップカメラの中古夜市とも言う)があってようやく手にすることができました。
まだそれほどじっくり腰を据えて使い込んでいるわけではないのですが、徐々にキャラクターは見え始めてきています。
けっこう NIKKOR Z 50mm f/1.8 S と被る部分も多いのかなと思っていたのですが(その思いがあって買い渋っていた部分がある)、まあ実際かなり近いものはあります。
でもやっぱり自分の手で使ってみると性格の違いというのはわかってくるもので、細かな違いの発見は既にいくつかあります。
想定外のところで最も良かったのは、フォーカスリングの操作感ですね。もうこれが本当に最高。
メーカーによれば、
高い精度で加工・調整された総金属製ヘリコイドユニットと、適度なトルクを生み出す高品質グリースの採用により、滑らかな操作感覚のフォーカシングを実現。微妙なピント調整を可能にしています。
http://www.cosina.co.jp
とのこと。…わかってらっしゃる。ほんと良くわかってらっしゃる。
とにかく平面方向にも奥行き方向にも徹底的に収差がないスーパーフラット選手です。最初ファインダー内拡大表示しながらフォーカシングすると笑ってしまうくらい。無味無臭。
Z 50mm f/1.8 よりもさらにフラットに徹している感じ。フィリップ・トルシエもびっくりです。出来の良い単焦点レンズを F4 まで絞って使っている感覚に近い。
F2.8 で絞りが円形になるところもユニークです。普段あまり玉ボケとか狙わないんだけど、そう言われると使いたくなっちゃう。
ちなみにご存じの通り E マウント版と VM マウント版があるのですが(レンズ設計が違う)、Z マウントに付けるのであれば E マウント版を買うのが正解らしいです。
ていうか M 型ライカってそんなにガラス厚薄いんですね。オールドレンズに最適なのはやはりライカなのか。
あわせて TECHART の TZE-01 も買いました。
最初取説読んだのに取り付け方がわからなくてすったもんだしたのと、あとアダプタに前後のキャップ付属しないの本当に困るんだけど、でもケースがとても可愛かったので許しました^^
ちなみに Adobe Lightroom で RAW 現像する時には歪曲収差補正が効いていないので(とんでもない糸巻き収差が出てる)、気になるときは毎回手でプロファイルを当てています。
まあとにかく良く写りすぎるレンズですね。逆に面白みは薄いかもしれません。
この子とも長い付き合いになるといいな。
というわけで今回はこのへんで。ではでは。