ばあばが遥々実家からこちらに遊びに来てくれた。
お盆といえば孫を連れて実家に顔を出すのが相場ってものだけど、諸般の事情があってともかく今年はそうなった。
うちの子は、最初は久しぶりでよそよそしかったけど、すぐに慣れてその後は延々と上機嫌でばあばに話しかけ続けていた。
とにかく目に付いたもの全て片っ端から自分の知っていることについて教えてあげたい、そんな感じだった。
ほとんどの話題は彼と僕との間では何度もやりとりした既知のものだったけれど、それを誇らしげに語る姿がとてもかわいかった。
でも裏を返せば、彼はこんなに自分の知っていることについて話したいのに、僕はもうその話し相手になれていないのだなとすこし申し訳ない気持ちになった。
小さい子の話題の軸って、おそらく「見たこと、聞いたこと、知ったことを誰かに伝える」ってところにあるのだと思う。
だとしたら、僕がすべきことは彼にもっと「見たこと、聞いたこと、知らなかったことと出会う機会を作ってあげること」なのかもしれない。
僕そっちのけでばあばに夢中で説明し続ける子どもを見て、もっと頑張らなくちゃと気持ちを新たにした。
ところで、家で熟成させてしまっていた Z fc はばあばに譲ることにした。
一通りは使い方の説明はしてみたものの、やっぱりカメラって運用して生活に取り入れていくところにも初めは高いハードルがあるよなと実感した。
使いこなさなくても、まずは使ってみようとしてくれると嬉しいな。
またすこししたら様子を聞いてみることにしよう。