いつ買ったかすら憶えていない飴の袋が、ダイニングの籠から出てきた。
包装には「暑払飴(しょばらあめ)」と書いてある。
字面から察するに、昨年の夏に買ったものらしい。
そう言われてみるとそんな気もしてくるのだから記憶なんていい加減なものだ。
裏面に印字された賞味期限は 2026.5 。
わー、ぎりちょんセーーーフ(死語)。
このタイミングで見つかったことに、どこか運命めいたものを感じなくもない。
それにしても5月にしてすでに真夏に両足を突っ込んだような今日この頃に、暑気払いとは。
センスの良い贈り物じゃないか、一年前の僕。
そんな他愛ないことを考えながら暑払飴を一粒口にする。
はっさくの風味が心地いい。
今年の夏も長くなりそうだ。
暑払飴








