新横浜線が開通してからというもの、相鉄沿線に足を延ばすのがマイブームだ。
ありがとう、相模鉄道。ありがとう、東急電鉄。
新横浜駅に風穴を通したのは、当時僕が想像していたよりずっと革命的だった。
この日は羽沢横国大駅で下車して、横浜国立大の常盤台キャンパスを散歩することにした。
大学のキャンパスといえば山、みたいなところがある。
横国大も駅から軽く山登りをした先にキャンパスがある。(正確には丘の上の高台)
同じ横浜市にある慶應大の日吉キャンパスも高台に立地している。
僕の母校もキャンパスは山の上にあったし、研究室に寝泊まりする人たちのことは仙人と呼んでいた。
横国大の常磐台キャンパスはとりわけ自然豊かなキャンパスだと思った。
良く言えば緑のなかに校舎が立っていたし、悪く言えば半ば緑に飲み込まれかけていた。
学友とともに学問に打ち込むにはうってつけの環境かもしれない。
途中、カラスの死骸をカラスが突いているところに出くわした時にはさすがに多少の魔境味を感じた。
この日は五月にしては真夏のような陽射しだった。
それでもキャンパスは緑の日陰に覆われていたし、風も強くて散歩していてとても気持ちが良かった。
あまりに散歩が気持ち良すぎて、たとえ写真が一枚も撮れなくても満足していたと思う。
こういう休日は年に一度あるかないかなので、とても貴重だ。
実は常磐台キャンパスに来るのはこれが二度目だった。
一度目は学生時代に物理学会の発表で来たことがある。
余談だが、僕には今の会社の同期のなかでもとくに親しい友人が二人いる。
後からわかったことだけど、そのうちの一人は同じ日に同じ会場の同じセッションで発表をしていたらしい。
さらにもう一人の友人は、まさにこの大学の卒業生だ。
世間というのはつくづく想像しているよりも狭い。




































