喘息になった。喘息と書いて、ぜんそく。 時折、夜になると喉の奥がヒューヒュー言い始めて咳が止まらなくなる。でも数日耐え忍ぶと症状が出なくなる。だから自分がそうとは知らず、何年も騙し騙し来てしまった。 小学生の頃、クラスメイトが吸引器(喘息の薬)を持っていて、そういう病気があるのかとその時初めて知った。(なぜかそれを憶えている)いま思うと、先天的な病気か何かみたいな間違ったイメージがあって、それも悪かった。 診断された時は相当酷い状態だったらしい。これから長い時間、この病気と付き合っていく必要があるのだろう。 「自分の体のことは自分が一番よく知っている」みたいなセリフがよくあるけど、あれは嘘だ。 ...